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視察② 名古屋市 子ども・若者総合相談センターの取り組みについて

名古屋市への視察は、プールの民間施設利用と、もう一カ所。
名古屋市 子ども・若者総合相談センターへ。
これ、西宮市にもほしい!!
というご報告です。

1.子ども・若者総合相談支援センターの概要(ポイント)
 平成31年10月末に開所。
 社会生活を営む上で困難を有する子ども・若者がまず駆け込むことができ、情報提供や助言を行うとともに自立等に向かえるように寄りそった
 「伴走型相談支援」である。
 「よりそいネットワーク名古屋コンソーシアム」として、現場は【一般社団法人 草の根ささえあいプロジェクト】に、事務は【特定非営利活
 動法人 起業支援ネット】に民間委託している。予算額は1億6771万2千円。
 相談のワンストップサービスセンターとして、ニート、ひきこもりなどの相談から支援機関につなげる。
   待つのではなくアウトリーチで、そばに近づいていく。

●設置場所 本部(名古屋市教育会館) 金山ブランチ(金山駅のすぐ近く)の2カ所
●相談対象 市内に在住する子どもから若者(0才から概ね39才まで)その保護者
●相談体制 常勤18名 非常勤18名 社会福祉士、精神保健福祉士、産業カウンセラー、公認心理師、キャリアコンサルタント、保育士、教員
●相談者  10代が5割近くになる
●相談内容の第一主訴   不登校 ひきこもり
●内容   専門家との面談(登録)・・・例えば「ケース会議こわか方式」若手弁護士7人
      寄りそいサポーター(140名)・・・例えば「イラストランドやおとなしめ女子会などのランドを作りで個別の関わり」
      SNSからリアル相談につなげるLINE相談(月曜から土曜の17:30~21:30)
      オープン型交流スペース「金山ブランチ」
      気軽に立ちよることのできる予防支援の場・ハイリスク層の早期発見・「ここにいていい」ことを感じられる空間

「金山ブランチ」について
ビルの2Fと3Fを使った居場所である。
2Fには受付があり、来所したら、名前では無く、最初に登楼された番号を書くだけでよい。
誰が来ているとわからないように配慮されている。
フリーWi-Fiと、無料ドリンクは若者には必須ということから設置されている。
ハンモックや個別の部屋、ミーティングができる部屋もある。

3Fには名古屋市子ども・若者総合相談センターがあり、個別の部屋に若者・企業リンクサポートもあり、就業相談もできる。
個室が7部屋あり、クジラの部屋、森の部屋、ゾウの部屋などわくわくするような空間になっている。
居場所と相談窓口が同じ空間にあることで、早期の対応が可能であり、情報の集まる場にもなっている。

【感想】
ワンストップの相談窓口は、西宮でも必要だと考えます。
この名古屋市と西宮市の支援の違いは、西宮市は18才までは子ども未来センターに相談し、それ以降は保健所であるとか、障害がある無いとなど
でまた相談先が変わり、どうしても一カ所で解決しない現実があります。
不登校やひきこもりの困りごとで、家から出られないということがあり、その場合でもアウトリーチの対応があるのは大きな安心材料になりま
す。すぐに本人にアプローチはできなくても家族への支援が重要で、そこに専門家が配置されていることは長い目で見れば本人への支援につながります。
また、広報の方法として、中学3年生にはリーフレットの配布がされていて、市内中学110校の常勤スクールカウンセラーとつながっていることは
すばらしい。その他にもスクールソーシャルワーカーとスクールポリスの配置もある。
自殺防止対策にも対応されていることや、SNS相談窓口を夕方から夜に設置され、少しづつ相談が増えていると言うことは、今後もかなりのニー
ズがあると思います。
西宮市において、不登校者数の増加や若者の自殺が無くならない現実を考えると、早急にワンストップ窓口となる支援センターが必要です。
この名古屋の支援センターは大いに参考にすべきであり、視察で得た情報を市の財産となるように当局へ求めていきたいと考えます。

以上

by akiyo-tanaka2018 | 2020-02-18 00:23 | Comments(0)

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